主な統計機能と制限事項 | ・必要システム ・本ソフトウェアの容量 ・ハードディスクへのインストール ・プログラム起動法 ・転載・配布について ・バージョンアップについて |
基本的操作方法 | ・ データ入力について ・「シートの保護」について ・「解 説」について ・ 各種ボタンを押す際の注意 ・[グラフ作製ボタン]について ・[新規シートへの書き出し]ボタンについて ・「桁数変更」ボタンについて ・ 印刷について ・「ファイルの保存」について ・ 評価法の流れ |
各用語の解説 | 統計用語の解説 |
T 精密さの評価法 | (1)日間変動と日内変動の評価 (2)患者試料の二重測定値(ランダマイズ2回測定) |
U 正確さ評価法 | (1)1(または2)種類の濃度の血清標準物質のみしか得られない場合 (2)3種類以上の濃度の血清標準物質が得られる場合 (3)比較対照法との比較実験による方法(相関図) |
V 直線性 | |
W 検出限界測定方法 | 3SD法による検出限界を求める |
X共存物質の影響試験 | ? |
Y 正規分布型適合検定 と 反復切断法 | 分布型について・χ2乗適合度検定について・反復切断法 |
制限事項
基本ソフトウェア
本ソフトは、Windows95・98・2000・WindowsNTおよびWindowsXP上の EXCEL97・2000・2002によって動作します。EXCEL95では動作しない場合があります。
約 1.3 MBのファイルになっています(ダウンロード時は 0.4 MB)。ただし、シート上にデーを書き込んでいくとさらに増加します。運用に際してはハードディスクで行って下さい。フロッピーディスクでの運用は困難です。他の媒体としてMOやCD−R・CD−RWを使用して下さい。
コンピューターのハードディスク上に適当なホルダーを作製し、本プログラムをダウンロードして下さい。つぎにプログラムファイルをダブルクリックして、プログラムの解凍処理をして下さい。
コンピューターを起動後、EXCEL97・2000もしくは2002を立ち上げ、本プログラムの入ったファイルを呼び込む(エクスプローラーで直接本ファイルを選択しても可)。途中、下図のようなメッセージが出ますが、「マクロを有効にする」を選択してください。(ウイルスチェックは行っています。)
もしも立ち上がらない場合は、セキュリティーレベルが「高」に設定されている可能性があります。
ツール→マクロ→セキュリティーの順に操作し、レベルを「中」にして下さい。
途中、図のようなメッセージが出る場合は、「マクロを有効にする」を選択してください。
転載配布は自由です。ただし本テキストを含めプログラム等に変更をしていないに限ります。
EXCEL―Bookの最初にシートへ[はじめに]を加え、STSS/EXCELの使用方法などの解説を表示するようにしました。
マニュアル自体の変更点
VER1.0では、フレームを設けず1つのファイルとして設計しました。
VER1.5は、操作性を改善するためフレームを設け、各解説文に対してハイパーリンクを貼るようにしました。
VER2.0では
1.「精密さ」および「正確さ」について詳細な解説を追加
2.基準範囲の検討時に良く使われる異常値除外プログラムである「反復切断法」を追加しました。
また,「正確さの評価」における「比較対照法との比較実験による方法」において,外れ値検出のための「相対的な差の平均値」をグラフ上部に表示するようにしました.
VER3.3では
・「精密さの評価」において,患者試料による評価を追加
(多数の患者試料の二重測定値 ; ランダマイズ2回測定)
・「正確さの評価」において「1種類の濃度の血清標準物質による評価」の95%信頼区間を表示するように変更
・比較対照法との比較実験による方法において,ブートストラップ法での傾き・切片の信頼区間を求めることが可能となりました.
Ver 3.6 では
・日内日間の精密度において管理図に使用する予備データの計算を行えるようにした。また、日差と日内の精密度比較グラフを追加した。
・ 相関図において95%等確率楕円の表示が行えるようになった。
・ 各種検定における必要なサンプル数の計算を行えるようにした。
・ 「分布型と反復切断法」シートで分布型検定後のデータセルロック状態を修正した。
Ver 4.1 では
・
ブートストラップ法による回帰式の区間推定を古典的回帰式から直線関係式へ変更した。
・
データ容量低減のため、変更を行った。
Ver 4.2 では
・
同時再現性シートの追加
・
解説の変更
・
検出限界シートの2SD法への対応
はじめに各シートには、サンプルデータがついています。このデータを利用して、本ソフトの操作方法に慣れて下さい。
また、STSS/EXCEL の[はじめに]シートでは使用方法などの解説を示します。目的の項目の上に、マウスカーソルを移動することによって、内容が表示されます。内容はこの解説書と同一のものです。わからないことがあれば、[はじめに]シートを参考にして下さい。
さらに、マウスカーソルの形が「手の形」になる所ではクリックすることによって目的にプログラムシートへ移動します。
内容はこの解説書と同一のものです。わからないことがあれば、[はじめに]シートを参考にして下さい。
何れのシートにおいても
は入力可能範囲を示し、それ以外の部分には入力できません。
データ入力は、サンプルデータを削除してから入力するか、または別にデータだけのシートを作製し、計算する場合のみプログラムシートへデータをコピーする方法があります。複数のデータについて計算する場合には後者の方法が容易に行えると思います。
ただし、コピーの時には「編集」「形式を選択して張り付け」 張り付け方法を「値」として実行して下さい。計算式、書式等まで張り付けてしまうと、計算やグラフ化が行えなくなる場合があります。また、表入力の際には、飛びデータがないよう左上詰めで入力して下さい。
各シートは保護処理がされています。保護を解除するとマクロ処理その他に影響が出ますので絶対に行わないで下さい!!。(解除のためにはパスワードが必要です)
マウスをそのセルに合わせると、そのプログラムの解説が表示されます。
ボタンを押す際には、必ずシート上のセルが選択されている必要があります。グラフが選択されている場合正常な処理が行えません。
EXCELの制限上、グラフ作製の際に[グラフ作製ボタン]を押す必要がある場合があります。
本プログラム上の図表を加工したい場合、基本シート(日内日間精密度,3濃度以上の正確さの評価,検出限界,相関図,直線性,共存物質)内では、シート保護されているため、行えません。新規シートへの書き出しを行うことによって、Excelの機能の範囲で自由に変更を行うことが出来ます。ただし、データを入力したシートと新規シートへの書き出したシートではデータが連動しませんので、データの変更の際には両シートについて変更する必要があります。
なお、新規シートへの書き出しを多数行いますと、「メモリー不足」のメッセージやデータ量が多くなって、フロッピーに入らないなど問題が生じますので、不要な「新規シート」は[編集][シートの削除]によって削除して下さい。
(一度削除したシートは元には戻らないので、基本シートそのものを削除しないよう注意して下さい!!)
このボタンは、基本設定されている桁数を、変更するものです。
下図に示すようなダイアログが現れるので、例を参考に設定してください。
なお、一回に変更できる桁数は1列だけなので、複数列の変更には複数回実行してください。
各シートの印刷は、Excelの機能で出行います。
(グラフ部分の印刷であれば、グラフ周囲のセルを指定する。)
本プログラムファイル起動後、最初の保存に際しては、「ファイル」「名前を付けて保存」を選択し、自由な名前を付けて下さい。
2回目以降の保存では、「上書き保存」を行って下さい。こうすることによって本プログラムファイルには変更が行われることなく、新たなファイル名のファイルで作業を行う事が出来ます。
以下に評価方法の流れおよび簡単な解説を行います。
精密さの評価
正確さの評価
直線性
検出限界
干渉物質の影響
操作性
標準化への対応
価格 等