第37回関東甲信地区医学検査学会 2000.10.14-15
生理機能情報システム更新による受付け業務の改善
〇湯舟憲雄 高嶋浩一 秋池 功 櫻林郁之介
自治医科大学附属大宮医療センタ−臨床病理部
【目的】
自治医科大学附属大宮医療センタ−は1989年12月1日に開院した。今回2000年対策と合わせて、さらに機能向上させたオ−ダリング及び生理機能情報システムを構築し運用を開始したので特に生理機能の受付け業務について、どの様に改善したのかを紹介する。
【旧システムの問題点】
1)患者の院内での動きが把握できない。
2)生理機能ファイリングシステムとの接続が不十分である。
3)時々ミスにより未来の検査を受付けてしまう。
4)予約の問い合わせ、また予約変更が多く、その作業が大変である。
5)予約患者への検査説明が大変である。
6)依頼用紙に関するトラブルが多い。
7)病歴室からのカルテ取り寄せとその仕分け作業が大変である。
8)受付け端末が一台で色々の処理に苦慮する。
【生理機能新システム】
1)診察磁気カ−ドより患者の院内での動きの把握、検査予約情報(当日分、on cal分、未来分、他部門の本日の予約状況)を一度に一画面に表示する。
2)受付けとファイリング連動機能、受付け登録を行うと同時にファイリングシステムへ受付け情報を連携する。
3)受付けから検査実施場所への患者到着合図機能
4)受付けに端末を2台設置し予約の問い合わせ、変更に関する処理に対応。
5)心電図検査のみの再診予約患者は検査説明省略する。
6)オ−ダリングシステムにより検査依頼用紙の省略化(ペ−パ−レス)
7)オ−ダリングシステムと病歴システムの連携
【まとめ】
新システムにより生理機能受付け業務は旧システムと比較して使い易くなる。
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