組織球(そしききゅう): histiocyte
 同:マクロファージ(macrophage)、大食細胞(macrophage)

 血液中から 血管外に遊走して、または組織に定住して異物、細菌の貪
 食、サイトカインの産生、抗原提示などの作用を営む細胞で、血液幹細
 胞由来と考えられている。細胞膜に偽足[pseudopod(複:pseudoposia)、
 pseudopodium]を有し、細胞内を移動する。

 
注)1. マクロファージ(大食細胞)は、組織球とほぼ同意語として使われ
ている。貪食能に主眼をおいた命名である。貪食細胞とも呼ばれる。
2. 血液中の単球(monocyte)は、組織球と類似の形態機能を示し、
同じく血液幹細胞由来と考えられている。

細胞診用語解説集[編集:日本臨床細胞学会]より引用