設問 3 |
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社団法人千葉県臨床衛生検査技師会 一般検査研究班
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正解 | 異型細胞(扁平上皮癌細胞疑い) | |
解説 | 矢印で示した細胞は、ヘビ型、オタマジャクシ型、線維型など奇妙な形を示す多彩な細胞形態を示している。細胞質は厚く均一で灰白色を呈していることから扁平上皮系が考えられる。さらに核型不整、クロマチン増量などを示しており、悪性が示唆される。これらのことから扁平上皮癌細胞が考えられる。 正常細胞と異型細胞を鑑別するためには、以下のポイントに注意する。 1. 核の増大 2. N/C比 (核/細胞質比) 3. 細胞形の不整 4. クロマチンの増量(核の濃染) 5. 核小体の肥大と数の増加 6. 核形の不整 7. 核縁の肥厚 8. 集塊状出現(細胞集塊). |
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古谷 公英(順天堂大学浦安病院) | ||
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